寒帯区

ホッキョクグマ
ホッキョクグマ
ホッキョクグマ
学名 Ursus maritimus
英名 Polar Bear
食肉目クマ科
分布 北極圏
ホッキョクグマは四つ足の食肉獣の中では,一番大きな種で,魚類や小型ほ乳類・鳥類だけでなく,植物なども食べます。
他の種のクマに比べて,体が長く,体毛が密で,皮下脂肪も厚くなっています。
繁殖期や子育て期間など以外は,通常単独行動をとります。
とくしま動物園のホッキョクグマは「シロー(オス)」「バーレー(雌)」と名付けられています。
とくしま動物園では,豚肉や馬肉,ZOOソーセージやリンゴなどをあげています。


トナカイ
トナカイ「カイト」「メリー」
手前「メリー」 奥「カイト」
学名 Rangifer tarandus
英名 Reindeer
偶蹄目シカ科
分布 アラスカ・カナダ
シカとしては珍しく雌雄混合の大きな群れを作り,季節的移動を行います。また,トナカイはオス・メス共にツノを持つ唯一のシカ科になります。
トナカイのツノは毎年生えかわりますが,時期がオスとメスでは多少違い,オスの方が早く落角します。
また,サンタクロースのソリを引くことで知られているトナカイはとても力持ちで,凍った土地の上でも,時速13kmのスピードで140kgの荷物を運ぶことができます。
とくしま動物園では,落角したトナカイのツノを動物園センターで展示していますので,ご覧ください。
とくしま動物園では,暑さの苦手なトナカイのために,寝室にスポットクーラーを設置しています。夏に気温が高くなってくると,寝室とパドックを自由に出入りできるようにています。そのため,気温が高い時期に来園した時に,トナカイの姿が見えない場合があるかもしれません。
そんな場合でも諦めずに,気長にトナカイが姿を現すまで待ってみてください。そして,トナカイの歩みに合わせて鳴るカチッカチッという音に耳を澄ませてみてください。


アンデスコンドル

アンデスコンドル「ミスターチカラ」
ミスターチカラ
学名 Vultur gryphus
英名 Andean Condor
タカ目コンドル科
分布 南アメリカ
コンドルは空を飛ぶ鳥のなかでは,最大の大きさをもつ鳥です。
コンドルは オスとメスを大変簡単に見分けることができ,トサカを持っている方がオスで,持っていない方がメスになります。
オスは生まれたときからトサカを持っています。
また,コンドルの子供の羽毛は茶色ですが,8年程たつと,大人と同じような黒と白のコントラストがはっきりし てきます。
とくしま動物園のアンデスコンドルは,昭和32年に徳島市立動物園に来園したコンドルで,卵を8回も自然ふ化に成功し,日本記録を持っています。
コンドル舎は3つのケージに分かれていて,1つはとくしま動物園を代表するこのコンドル,「ミスターチカラ(♂)」がいます。
別の2つには,「ミスターチカラ」の子供たちとその夫妻を飼育展示しています。
エサは3日に一度の割合で豚の内臓や鶏肉などをあげていますが雨の日は食欲が落ちてしまうので,エサはあげないようにしています。
雨が止んだ後には,とくしま動物園のシンボルマークとなっている,翼を広げているコンドルの姿を目にすることができます。